
先日オーストラリアのとある田舎町にて、誕生日を迎え
30代に突入しましたShawnです
この記事は、僕が20代の頃に出会った先輩方から学んだ
20代に「やるべきこと&大切な考え方」
についてご紹介します。
- 【20代を振り返る】著者に起こった出来事
- 先輩から学んだ「20代でやるべきこと&大切な考え方」
- 著者から、まだ20代の「あなたへ伝えたいこと」
著者の20代は辛いこともたくさんあった。まさに「激動」でした。
誰かも知らない人の言うことほど、信憑性に欠けるものはないと思うので簡単に僕のことから紹介します。
僕の20代(10年間)はまさに激動の20代でした。辛いこともたくさんありました…。
- とっても大切にしていた彼女に突然の別れを告げられました。
- 大好きだった祖父が闘病の末亡くなりました。
- 医療系学生だった当時。
卒業試験が迫った時期に、上記2つが同時に起こり。
見事に卒業試験に落ちてしまい「1年間の浪人」が確定。
学生時代。
浪人した僕は、共に3年間学んだ同期たちが新社会人として就職していく中、すでに取得していた学科を下級生たちと、もう1度受けることに…
365日後の国家試験に向けて、「劣等感や喪失感」を抱えながら、ひたすらに勉強しました。
多い時には1日に授業時間以外で、12時間近くひとりで勉強。
勉強の甲斐あって国家資格を取得し、はれて就職。
しかし。
入社3ヶ月後には引き継ぎもなく支店長に任命され、現場を全て任されることに…。
支店で行われている「不正な医療費請求業務」を押し付けられ、全ての責任を負うハメに。
支店でのミスや損害を全て負うように言われ「損害賠償」を求められそうになりました。
上司からのモラハラ、パワハラも受け。
その後すぐに、ストレスでパニック障害になり心療内科に通院。
退職を余儀なくされました。というか、逃げました。
退職後はメンタルが崩壊し、「1年ほど引きこもり状態」になりました。
貯蓄をただ切り崩し、昼夜逆転した、生産性ゼロの生活を繰り返していました。
お金がなかったので、北海道の極寒の冬も、暖房費節約のため厚着でしのぎ、「もやし」をひたすらに食べてました。



室内にいながら「手足がしもやけ」になったのが
今では良い思い出です。笑
両親からの金銭的支援もありましたが、
「浪人、就職失敗」の「負い目」があった為、申し訳ない気持ちでお金は一銭も使えませんでした。
1年の引きこもり後いよいよ貯蓄が底をつき始め、社会復帰のため深夜のコンビニで働きはじめました。
仕事を紹介していただいた「恩師」は、僕が学生時代お世話になっていたギターの先生でした。
極限状態に金欠だったので、深夜のコンビニバイトを掛け持ちして生活費を稼ぎました。



3日間ほどまともに食べれなかった日は、
人生で1番「腹が減っていた日」として、いまだに覚えています。
1年ほど深夜のコンビニバイトを掛け持ちして稼ぎ、少しだけ社会に戻りました。
家賃の援助だけは両親にしてもらっていたのですが、「年齢的にも自立しなければ」
と、住み込みで働ける場所へ移ることにしました。
温泉街のホテルで働くため、長く住んでいた町を離れました。
ホテルでひたすらに働きお金を貯めました。
朝、夜合わせて10時間〜11時間。
巨大なホテルだった為、毎日のホテル内での移動距離は10Kmにもなりました。
そのうえ、理不尽に怖い先輩達と働いていた為、心と身体が同時に鍛えられました。
包丁を握ったコックさんに「ぶっ○○すぞ!」と本気で怒られたことも。笑
ここでの生活で、人間関係や日本の働き方に疑問を持ったこと。
新しい環境で何もかもリセットしてリスタートしたいと思ったことなど、様々な理由が重なり具体的にワーホリへの資金を貯め始めました。
その後、1年かけて資金を作りました。
1年後80万円ほど貯蓄ができたので、オーストラリアへワーホリに来ました。
リゾバの期間に少しだけ独学で勉強しましたが、
英語なんてできず、エージェントを使ってとりあえず語学学校へ3ヶ月通いました。
しかし英語は全然伸びませんでした。
英語ができず、仕事が見つからない状況が続き、再び貯蓄が底をつき始めました。
しかし、数ヶ月で帰国するわけにはいかず。
友人の台湾人に借金しながら仕事探しをしました。
初めての仕事が見つかった時には、手持ちが確か3万円くらいでした。(借金)
宿に泊まることもできず、一晩ホームレスに混じって駅のホームで朝を迎えたこともあります。
初めての仕事は農業の仕事でした。
理由は比較的簡単に仕事が見つかるうえ英語があまりできなくても働けること、農業従事者になるとビザが延長できることです。
最初はとにかく食うために始めましたが、やってみると稼げるうえに、さまざまな国の人たちと関わることができて充実しました。
広大なオーストラリアの大地で行う農作業は、日本の生活に疲れた僕の心と体を癒してくれました。
心の奥底から「オーストラリアに来て良かった。」と幸せを噛み締めながら生活しました。
ちなみに最初の給料は、お金を借りた台湾人の友人への借金返済に消えていきました。
ワーホリ2年目にコロナパンデミックが起こりました。
オーストラリアの田舎町にいた僕にもその影響はあって、食料品の不足や物資が足りないことが当たり前の状況が数ヶ月続きました。
幸い仕事はありましたが、このタイミングで今後の人生を考える時間ができました。
食べるものがない状況や、住む場所がない状況に陥ったとき、今の自分はいかに無力か。
パンデミックや今後の世界情勢に流され続けない、依存しない生き方を模索していこう。
最悪の場合を想定しながら、より最小限で生活しよう。
そんなことを思うようになりました。
なかなか濃い人生ではないかな。と自分では思います。
まだまだ30歳になりたてのペーペーですが、僕なりに感じたこともたくさんあった20代でした。
以下では、そんな僕から、まだ20代の皆さんに向けてちょっぴりアドバイスです。
先輩に学んだ:20代「やるべきこと&大切な考え方」
僕が出会った先輩方から学んだ、20代で「やっておくべきこと&大切な考え方」を紹介します。
めいっぱい遊べ。
20代は全てが経験値として自分に蓄積されます。
遊びの中から得られるものも、計り知れないものがあります。
何年たっても大切な仲間と遊んだ記憶は色褪せずに残っているものです。
結婚、出産、昇進など社会人歴が長くなってくると、なかなか友人たちと遊ぶ機会も減ってきます。
大切なポイントは「好きな人と好きな場所へ好きなだけ」遊びに行くことです。
お金や時間を使うのならば、あなたにとって大切に思える人に使うのがベストです。
軽薄な付き合いは、価値があまりありません。



教え通り、9時間の夜勤明けから、友人と遊びに行ってフラフラになって次のシフトに出ました。死ぬほど眠たかった…。
たくさん勉強しろ。
どんなことでもいいので、自分の興味があることをたくさん勉強しましょう。
勉強をしていていいことは「学ぶ内容」以外にもたくさんあります。
勉強することが習慣化する、勉強の仕方がわかるようになる、時間の使い方やお金の使い方がわかるようになるなど。
30代以降に向けてさまざまなメリットがありますし、得た知識は必ずどこかで生きてきます。
人は学びを止めた瞬間から成長しなくなります。
悩んで、失敗をしろ。
20代は悩むこともたくさんありますよね。
恋愛、転職、人間関係など常に悩みの種がつきまといます。
僕自身、人よりも慎重な性格なので、ものすごくたくさんのことで悩みました。
でも悩むのなんて当たり前のことなんです。たくさん悩んで苦しんだらいいんです。
たくさん考えた分だけより深く物事を考えられたり、人の気持ちが分かるようになると思います。
悩んで出した答えには自分が納得できる内容になっているハズなので、失敗しても納得できます。
失敗を恐れず「必ず」答えを出してください。
遠回りする必要はありませんがどんどん悩んで苦しみましょう。
中途半端にしない。
何事も中途半端はいけません。
これはどんなことでも言えると思います。
先の自分に保険をかけて生きたり、出さなければいけない答えを先延ばしにしてしまったり…。
中途半端な生き方は、中途半端な人間を作り上げてしまいます。
何事にも誠実に物事と向き合うことや、全力でやり抜く意識を20代のうちから身につけてみてください。
やりたいこと9割:やりたくないこと1割
20代は一瞬で過ぎ去ります。おそらく人の人生も同じでしょう。
やりたいことをやって充実した人生を送った人。
やりたくないことをやって後悔だらけの人生を送った人。
どちらが幸福度が高いかは、言わずもがなですよね?
やりたくないことをやっている時間なんてありませんよ。いますぐやりたいことに取り組んでください。
ただし!
やりたくないことをやらなければいけない時もあります。
それは、自分を高めたり、モチベーションを上げたり、良好な人間関係を築くために必要です。
「グッと堪える時間も時には大切」だったりします。
何事も腐らない。
「自分なんて…」「年齢的に…」「周りの目が…」
色々な条件や状況によっては、なかなか行動を起こすのに勇気が必要だったりしますよね。
でも、最初から「どうせ無理」なんて思わないでください。
腐っている時間なんてありませんよ。
20代のあなたには、今。この瞬間にできることがたくさんあります。
まだ20代の「あなたへ伝えたいこと」
30歳を迎えてみて思うのは、色々なことに悩んで、迷うのが20代のハイライトです。
これからも同じく「悩んで迷う」とは思います。
でも今はちょっぴり回避が上手になったり、精神的に強くなった気もします。
辛いこともたくさん起こるでしょうが、そういったことは長くは続かないんです。
僕の好きな言葉に「やまない雨は無い」と言う言葉があります。
必ず抜け出すことができる。そう僕も思います。
さて、この記事を読んでくださっている「まだ20代のあなた」



僕はおそらくイレギュラーな20代を過ごしましたが、海外生活を通じてたくさんのことを得ました。
「英語力、大切な海外の友人、様々な状況でサバイバルする力、貯蓄、時間、将来の夢」などです。
もしも人生に迷っているのなら、ワーホリに来てみてはいかがでしょうか?
ワーキングホリデーは20代の特権なので、僕はぜひとも経験してみるのをおすすめします。
全く言葉が通じない環境での生活はまさに「人生のリスタート」のようで刺激的ですよ。
ワーホリについて質問があればTwitterなどで気軽にご連絡ください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。