
サードビザの申請手順を紹介します
2020年7月からオーストラリア ではサードビザの申請が可能になりました。
ここでは僕が実際に6ヶ月間ファームで働いてサードビザを申請した体験談を紹介します。
オーストラリア:サードビザ申請の方法を写真付きで、解説しています。
大まかな「申請手順、必要書類」なども細かく紹介しています。
ご自身で申請する方は参考にしていただけると嬉しいです。
「オーストラリアワーホリ3年」+「パンデミックビザ1年目」の在豪4年目のアラサーです。
- サードビザ取得のためにファームで「211日間の実労働」を終える
- 2020年9月:サードビザ申請→Bridging A Visa取得
- 2020年10月:サードビザに関する「追加書類」を提出
- 2021年3月:サードビザ取得
【追加書類の提出を求められた場合】
s56 Request for More Information へのアプライについても別記事で紹介しています。
【重要】
この記事での解説・紹介はエージェントや友人などのヘルプを受けずに自分で申請を行ったものです。
あくまで僕の体験談です。実際の申請の際には、「十分な情報収集と準備」をオススメします!
尚、申請の結果に関して当サイトでは一切の責任を負いませんのでご了承ください。
サードビザ申請の大まかな流れ
申請するのは 「Third Working Holiday Visa(subclass 417) 」です。
主な流れはセカンドビザ申請と一緒です。
個人情報や健康状態などを「YES」か「NO」で答えていきます。
(僕の場合は全部で12ページのプロセスがありました。)
申請の最後に自分の持っている「1263Form」などをアップロードし、ビザ申請費用を払っておしまいです。
サードビザとセカンドビザは質問内容などが違う部分も一部ありました。
ですので焦らずに、質問の内容などをしっかり確認しながら進めてください。
ビザ申請のために準備する物
- 1263form
- 働いた期間のPayslip
- パスポートの写真
- Bankの残高証明書(英文の物): 口座に$5000以上あること(Proof of Account Balance)
- Piecework Agreement(あれば更に良し)
- Bunk Statement (あれば更に良し)(サードカウントし始めた日から終わった日まで)
- Visa申請費用($495)←Australian Government Immigrationのページ参照(僕は$491でした)
注意事項と補足情報
経験から3つの注意事項と補足情報を記載しておきます!
①注意事項:事前準備をオススメ
①:データ類は全て「PDF・PNG・JPGなど」に書き出しておく
②:データは「iCloud かPCのデスクトップ」に保存しておく
申請の際に「給料明細や残高明細書」などをアップロードするのですが、データ類は全て「PDF・PNG・JPGなど」に書き出しておきましょう。
僕はデータ類を全てGoogle driveに入れて管理していたのですが、アップロードする際にはGoogle driveから直接できませんでした。
アップロードする量が多いので時間が無駄になります…。
デスクトップやiCloudなどに保存しておくことで直接ImmiAccoutの申請ページへアップロードできるので、スムーズだと思います。
②注意事項:Payslipは全て提出しましょう
6ヶ月分のPayslipは大量にあるかと思いますが、サードビザ申請のための「日数カウント開始日からの全て」をアップロードしてください。(友人は全てのPayslipsをアップロードし1ヶ月ほどでサードが取れていました。)
僕は最後Payslipにトータル労働日数が記入されていたので1枚だけ提出したところ、追加での提出を求められました、、、追加書類についての記事は以下にありますので求められた方は参考にどうぞ。

③補足情報:1263formについて
サードビザ申請のための日数には様々な話を聞きます。
6ヶ月でいいとか、セカンドの日数の2倍(88×2=176日)とか…。
僕は確実にビザを取得したかったので、「実労働で176日以上働く」ことを目標にして申請しました。
(最終211日働きました。)
④補足情報:Bankの残高証明書について
僕はWestpacを使っていて、提出した残高証明書は電子版のものです。
スマホの各種バンクアプリからか、各銀行のホームページからダウンロードできるはずです。
必要になるのは「Proof of Balance」というものです。
この時、おおよそ$5000ほどの残高があることが条件ですので注意!(大金ですよね…。)
サードワーキングホリデービザ申請の手順
ImmiAccountへログイン
Immigrationの自分のアカウントからログインしてください。
ログインできたらページ左上の「New application」をクリック。

ページが移ったら「New application」項目一番下に「Working Holiday Maker」があります。
「Working Holiday Visa(417)」を選んで申請を開始しましょう。

申請ページ序盤
実際のところ4ページまでくらいは、個人情報を打ち込んでいくだけの簡単な作業でしたので割愛します。


前回のビザ申請時に、自分が入力した内容を自分のImmiAccountへ戻ると確認することができます。
(セーブボタンの並びにあります。)
パスポートナンバー、日本の住所(英語表記)など…。
前回の「Visa Grant Number」もここで確認できますよ。(わざわざビザを探さなくてもOK!)

「visa grant number」はここで確認できます

各ページにはセーブボタンがありますので、こまめにセーブしながら進めて行きましょう。
もしも、「分からないところ」や「何を問われているのか心配になった場合」は、質問ボックス右側の『?マーク』をクリックすると詳細が確認できますので、翻訳などしてみてください。
6ページ目
「ビザの申請者以外に代理で受け取る人がいるかの問い」
僕はいないので「NO」 にしました。

7ページ目
「職と学歴についての問い」
僕はずっとファーム生活をしていたので「Farm worker」にしました。
学歴についてはそれぞれあると思いますが、僕は特に突筆できる物は無かったので「Other」を選択。

8ページ目
ここからは「実際に働いた場所の情報」を入力します。


僕は 「Legal registered name」 と 「Trading name」がよく分からなくて『?マーク』で確認しました。

「Legal registerd name」 は実際に会社名として届け出されているもの
「〜Pty Ltd」などになってるかと思います。

「Trading name」は会社の呼び名ですかね。
例えると輸送業なら〇〇Exports、食品加工なら〇〇Foods、ファーム会社なら〇〇Berriesみたいな…。

すみません。詳しく無いのでニュアンスです…
以下同じ「8ページ」の画像です。

一部補足と例を記載しておきますので、参考にしてみてください。
- Employment type
-
直雇用の場合は「Direct employment 」です。
自分がどのように雇用されていたか確認してみてください。 - Industry type
-
農業の場合「Agriculture」です。
行った職種で選択は変わるかと思います。 - Industry type sub-group
-
当てはまるものがあれば選択。
- Description of duties
-
仕事の内容を記入しましょう。
例
Picking asparagus、trimming and packing Grapesなど。 - Total hours worked
-
僕の場合、ここは大まかに計算を出しました。
「1日の稼働時間8時間×労働日数」で計算して提出。

9ページ目
「健康状態についての問い」

10ページ目
「犯罪歴などに対する問い」です。

11ページ目
「サードビザについての内容に同意するかなどの問い」
内容は6ヶ月まで同一雇用主の下働ける、4ヶ月間は修学を許すことなど。
ここで最後の問いですがBush fireのリカバリーに従事した人に対しての問いがありました。
詳しくは調べていませんがおそらくリカバリーの作業に従事された方もサードビザのカウント権利をもらえるとか、報奨金などの措置があるのかと思います。
(2019年〜2020年にかけてオーストラリアは記録的な山火事「Bush Fire」に見舞われました。)


12ページ目
「ビザを申請するにあたって嘘はないか、オーストラリアの文化について理解するかなどの問い」

各書類(ドキュメント)のアップロード
「Attach documents」のページまで進んだら、もう一息で終了です。
各書類は1つずつ確実にアップロードしていきましょう。
アップロードするドキュメントに漏れは無いかしっかりと確認しながら進めてください。
たくさんアップロードすることになるかと思うので、
分からなくならない様にあらかじめ「番号」や「日付」などでまとめておくとスムーズだと思います。

- Travel Document
-
パスポートの情報をアップロード。
- Evidence of funds for stay in Australia and departure
-
残高証明書をアップロード。($5000以上あることを証明しましょう)
- Evidence of specified work(for third 417 visa)
-
ペイスリップ(給料明細)をアップロード。
その他、サードビザ申請にあたって指定された職業に従事していた証拠を全てアップロード。
例:1263form、出来高仕事の同意書(Piecework Agreement)など
サードビザ申請を確定、Visa申請費用の支払い
全てのデータをアップロードし終わったら、「Submit Application」で申請内容を確定します。
その後、ビザの申請費用を支払うページに移るので費用を支払いましょう。
申請費用の支払い後

申請した「新しいビザ(サードビザ)が受理されました」とのお知らせメールが届きます。
僕の場合は、現存のセカンドビザが終わり次第「Bridging A visa」へと切り替わりますとの連絡でした。
まとめ:サードビザは降りるまで時間がかかる場合も。
サードビザ申請はこれにて終了です。
しかし「セカンドビザ」や「ファーストビザ」と違って、サードビザ取得には少し時間がかかるみたいです。

僕はコロナ禍もあり、サードビザ取得まで約半年ほどかかりました
オーストラリアでの長いファーム生活を終え、サードビザを申請した皆さんの最後の1年が、
より実りあるものであることを祈っています。

サードビザ申請お疲れ様でした。
身体に気をつけて3年目も楽しんでください!
サードビザ申請後、「追加書類」を求められる場合もあります。
以下の記事を参考にしてみてください。